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世の人は我を何とも言わばいえ我がなす事は我のみぞ知る

time 2016/06/13

世の人は我を何とも言わばいえ我がなす事は我のみぞ知る

世の人は我を何とも言わば言え
我が成す事は我のみぞ知る

解説

この言葉は寺田屋の庭にも掲載されているので、ご存知の方も多いはず。坂本龍馬が10代後半の時に詠った和歌といわれているが、正確にはいつ詠まれたのか、
はっきりしていない。

意味

意味は「世間の人は自分を馬鹿にするけれど、自分の良さは自分だけが知っている」といったような意味になります。

幼少の頃は、おねしょが治らない子や泣き虫として有名だった龍馬の心情がここに記されているのかもしれませんね。
龍馬の和歌は30数種残っておりますので徐々に紹介していく予定です。

坂本家では祖母の影響で歌会が定期的に開催されていたため和歌も堪能だった、といわれています。

原文について

この歌の原文は実は以下になります。

世の人は われをなにとも ゆはゞいへ
わがなすことは われのみぞしる

『詠草二 和歌』

「ゆはば」は土佐弁で、司馬遼太郎が『竜馬がゆく』で「言わば」と読みやすいように書き換えられて記載したため、
こちらで認識している人が多いでしょう。

出典は、『詠草二 和歌』は一枚の紙に6首の和歌が収められいるもので、いつ詠まれたのかははっきりしていません。
和歌の中に湊川、明石といった地名が出てくることから文久三年(1863)から元治元年(1864)にかけて神戸海軍塾の時期に書いたのではないかと推測されています。

『詠草二 和歌』

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