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河田小龍誕生地 黒雲洞(河田小龍塾)跡

河田小龍誕生の地 写真

龍馬に影響を与えた河田小龍

はりまや橋観光バスターミナルに降り立つと目立った河田小龍の誕生地碑は立っている。レリーフには、、河田小龍本人が描いた自画像が使われている。

河田小龍は、坂本龍馬に影響を与えた人物で、幕末から明治にかけて活躍した絵師だが、ジョン万次郎の取り調べを担当しており、英語や異国事情について鎖国当時としては異例といってもいいだろう先進的な知識を得ていた。

万次郎から聞き取った内容は、『漂巽紀略』としてまとめ、坂本龍馬を始めとする多くの下級武士が読んだであろう。土佐人が自由民権運動を起こしたのもこういった知識が始まりなのかもしれない。

そんな小龍は誕生した地で、画塾「墨雲洞(ぼくうんどう)」を開き、下級武士や町民たちに絵や儒学を教え始めた。塾生の中にはのちの海援隊メンバーも多く参加している。長岡謙吉、近藤長次郎、新宮馬之助、岡崎参三郎などがが通っていた。

龍馬も小龍に学んでおり、船中八策などの土台を築いたことであろう。

「貧乏な下級武士で、志ある秀才を用いるならば、人なきを嘆くことはない」と言う小龍の言葉に、「きみは内に居て人を造り,僕は外にあって船を得べし」と返したことは有名な話である。

アクセス

高知県高知市南はりまや町2丁目1-34

河田小龍誕生地の碑は、はりまや橋観光バスターミナル西隅沿いにあるので、高知龍馬空港からバスで来られた方は、高知駅より少し手間がだが、はりまや橋観光バスターミナルで降りてしまうのも手だろう。

自転車や徒歩で十分いける距離である。


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