坂本龍馬・中岡慎太郎の墓
清水寺、高台寺のほど近い場所にある”維新の道”と書かれた石碑のある急な参道を上ると坂本龍馬が眠る京都霊山護国神社にたどり着く。日本で唯一拝観料が取られるお墓。ここには龍馬をはじめとする、木戸孝允、高杉晋作、池田屋事件の志士たちなど、維新で亡くなった人の墓石が多くならんでいる。
筆者は毎年のようにお墓参りに訪れているが、年々施設が豪華に建て替えられているのではないだろうか。
きっと龍馬も笑ってることであろう。
入り口からさらに階段を上がっていくと、そこには坂本龍馬と中岡慎太郎並び、そこの横に申し訳なさそうにそして藤吉のお墓が並んでいる。
ゴールデンウィークやお盆など、パラパラと人がきているが、オフシーズンになるとほとんど人はいないため、自分を見つめ直したい場所としてはおすすめできる。また、ここには龍馬と中岡慎太郎の像が設置されており、丸山公園の銅像の元となった小型のものだ。
お墓からの眺めもよく京都が一望できるので、ぜひ、龍馬ファンなら一度は訪れて欲しい。
また、おすすめとしてはそのまま、円山公園の龍馬像を観察にいくのもおすすめ。
アクセス
住所:京都府京都市東山区清閑寺霊山町1
交通:市バス 東山安井下車徒歩10分 京都駅から市バス 202、207番のバスです。清水寺方面のバスに乗ればまず問題ありません。清水道ひと駅なので、清水寺からも歩いていける距離。
開演時間:9時~17時
休みなし
坂本龍馬祭について
坂本龍馬の命日である11月15日は毎年、坂本龍馬祭が開催されている。
毎年多くの龍馬ファン、中岡ファンが集まる日。
京都霊山護国神社の境内で朝からよさこい音頭が披露されていたり、龍馬の大好物で死ぬ直前も食べたがっていた軍鶏鍋も配られている。
この日に訪れてると坂本龍馬か中岡慎太郎の名刺がもらえ、熱狂的なファンは拝観料二人分払うのでどちらもくださいと交渉する人までも出てしまうほどだ。
墓前祭
16時になると墓前にてお祈りを捧げる会がはじまる。よさこいに興味が無い人は、これを最前列で参加するには、15時ぐらいに龍馬の墓にはいったほうがよいだろう。祈祷がはじまるのが、あくまで16時からだけであって、15時半には整列が始まってしまう。
ここで筆者の裏ワザをお教えしよう。
実は行列をなしているのは墓前祭後にファンが龍馬の墓にお参りする順番のだけなのである。墓前祭の様子をしっかりとみたいのであれば参列には加わらず、入り口を背にして左側の木戸孝允の墓を目指し、途中で右折すると、龍馬の墓の裏側にでるので、そこから見るのが絶好のスポットである。墓前祭が終わったら、列に並び直せばよい。決して割り込みではない。
毎年、うんちゃら坂本龍馬協会が増えているが、ぜひ神聖な雰囲気を味わいたい龍馬ファンの方は一度訪れてみる価値はあり。