龍馬が訪れた建物で現存する唯一の場所
高知駅から約9キロ離れ、山道を登っていくと田中良助旧邸資料館があります。
この辺り周辺は坂本山と呼ばれ、坂本家の持山で田中家がその管理を引き受けていたようです。その田中良介の旧邸となります。
坂本龍馬は小さい頃からよくここを訪れて良助と将棋を指して遊んでいたといわれており、文久元年(1861)には、剣術詮議を理由に武市半平太の新書を持って長州に訪れるため、途中に立ち寄り、二両もの大金を路銀として借用しています。
借用書も発見されており、龍馬はこのときに借りたお金は返していません。
現在は、だいぶ改修されておりますが、龍馬が立ち寄った当時の建物が残っております。龍馬が滞在したことがある施設で現存するのはここだけのようです。
田中良助旧邸資料館 アクセス
住所:高知市柴巻381
問い合わせ先:高知市観光振興課 高知市教育委員会民権・文化財課
電話 : 088-823-9457(観光振興課)
料金:無料
開館日:毎週金曜日から日曜日
※ただし、龍馬の誕生日である11月15日の前後は空いている場合がございます。
筆者は月曜日いきました。ぜひ、お問合せください。
駐車スペース:なし
※筆者アクセス方法
筆者はレンタルサイクルでいきかけ、体力不足で死にかけましたwww。高知駅かた10キロメートル以内なのですが、ほぼ山道です。
よほど体力に自身がある方以外は、車もしくはタクシーでのアクセスをおすすめいたします。
浸らすら山道を登っていくと、下記のような看板が出てきます。ぎりぎり車は入れるような細い道をお入りください。ちなみに私がいった日は11月16日だったにも関わらず、訪れた人は私だけでした。
龍馬と田中良介の関係
龍馬はこの家までよく遊びに行き、良助と囲碁や将棋を打ち、酒を酌み交わしていました。龍馬が近所の子供たちを入れて水遊びに興じたという池が残っています。
田中良助旧邸のすぐ上には八畳岩があり、龍馬もそこに登って海を見ながら語ったという逸話がありますが、残念ながら筆者が訪れたときは、スズメバチの巣があるとのことで行くことはできませんでした。
写真は田中家の畑から見た景色ですが、ちょっと岩畳よりしたの位置にする場所ですので、龍馬みた景色に近いものなはずです。高知城から太平洋まで一望できるのがわかります。きっと、土佐全体のことを考えられる場所だったのかもしれませんね。
田中良助旧邸から畑の方に足を運ぶと田中家のお墓があります。そこには当然、田中良介のお墓もありますので、ぜひお参りしていってください。