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ふと四方を見渡して思うに世の中というものはかきがらばかりである

time 2020/09/07

ふと四方を見渡して思うに世の中というものはかきがらばかりである

ふと四方を見渡して思うに世の中というものはかきがら計である。
人間と云うものは世の中のかきがらの中にすんでおるものであるわい、
おかしおかし

名言の意味

四方を見渡すと、世の中は牡蠣殻ばかり。多くの人は世の中の牡蠣がらの中に住んでいるものですな。
(視野がせまい世界でいきていることを皮肉っている)

解説

坂本乙女あて 慶応3(1867)年4月初旬。
この時期は龍馬は上士である後藤象二郎と手を組んだ時期です。上士からもちろん、仲間の郷士からも批判が殺到した時期です。理解者である姉の乙女からも理解が得られておらず、この手紙の後に批判的な内容を受け取っているほどです。そういった嘆きの想いがこの手紙にあらわれていると思われます。

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